税務

時価から判断する税金

山林所得が判定される時に、その時価は所得の判定にどのような影響を与えるのでしょうか。

山林所得とは、山林を立木のままで譲渡したり、伐採して譲渡することで発生する所得のことです。しかし、山林を取得した日から5年以内に譲渡・伐採をした場合は、その所得は山林所得ではなく雑所得か事業所得となります。 なお、山林を山ごとに譲渡する場合...
時価から判断する税金

商品の下取や安売りに当たって消費税を計算する時に、その資産の時価はどのように影響するのでしょうか。

一般的に消費税の税額は、課税標準にその税率を乗じて算出されます。この課税標準は、課税資産の譲渡に対する価額によることで、資産の譲渡や貸付、役務の提供に関してもらう金額やもらうべき金額のことは含まれます。なので実際の取引の際に、その資産の時価...
時価から判断する税金

地方公共団体に土地を寄附しました。この場合、土地の時価は譲渡所得にどのような影響を与えるのでしょうか。

一般的に、個人が一般的な法人に自分の財産を寄附した場合は、その財産に対する時価の譲渡という扱いになって譲渡所得が課税されます。 しかし、その寄附先が国や公益を目的にする事業をする法人、そして地方公共団体である場合は、譲渡所得の課税対象になら...
時価から判断する税金

法人が役員に支払う給与の中で、時価によるものはどのようなものがあるのでしょうか。

役員に対する給与の中には、金銭の他にも債務の免除による利益などの経済的利益も入ります。 この経済的利益の中で時価が影響する場合は主に資産の贈与の時のことで、資産を贈与した時の対象資産の時価や、資産を時価より低い額数で譲渡した場合の時価と実際...
時価から判断する税金

建物土地の交換に関する圧縮記帳を行う時に、その時価は圧縮限度額にどのような影響を与えるのでしょうか。

法人が同種の固定資産の交換を行うことで取得した場合は、圧縮の限度額の範囲内で取得資産の帳簿価額を損金経理で減額した際に、その金額を損金算入する圧縮記帳の適用が受けられる特例があります。この圧縮記帳ができる限度額は、交換が行われる時点での譲渡...
時価から判断する税金

個人の事業者による自家消費の場合に、対象資産の時価はどのように影響するのでしょうか。

個人の事業者が棚卸資産や棚卸資産以外の資産で事業用として使っていたものを家事のために使用・消費することを自家消費といいます。 このような自家消費に対する消費税の課税対象は、自家消費には実際に引き渡される対価がないわけだから、その資産を使用・...
時価から判断する税金

土地などの財産を時効の援用で得た場合、その財産の時価は所得税にどのように影響するのでしょうか。

その時効で取得した財産の時価はそのまま経済的な利益になって、その時効で取得した日も含まれる年度分の一時所得になって、所得税の課税対象に含まれます。 その計算式は、以下の通りになります。 時効で取得した土地などの財産の時価‐土地などの財産を...
時価から判断する税金

離婚によって財産分与が行われる時、分与される財産の時価はこの場合の譲渡所得にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

夫婦が離婚をして、相手側の請求によって片方の人が相手側の人に建物や土地などの財産を引き渡すことが財産分与です。この財産分与に関する譲渡所得の課税は、分与を行った人に賦課されることになっています。 この場合の譲渡所得の収入金額は、分与を行った...
時価から判断する税金

雑損控除を適用する時に、その適用する資産の時価は控除額にどのように影響するのでしょうか。

盗難や横領、災害などによって所有資産の被害が発生した場合は、一定の額数の所得控除をするという雑損控除の控除範囲は、以下の2つの項目の中でどちらか多額の方となります。 1.差し引き損失額‐総所得金額などX0.1 2.差し引き損失額の中で災害関...
時価から判断する税金

相当の地代を改訂するときに、その対象土地の時価は地代の額にどのように影響するのでしょうか。

法人が着地権を決めることで土地を他人に使用させる場合は、一般的に権利金を貰う慣習があるにも関わらず権利金を貰わない場合、権利金の認定課税対象となるのが原則です。 ただし、権利金の代わりに相当の地代を貰っている場合は、権利金の認定課税はありま...